この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
愛DoLL☆美しき野獣
第18章 最終章

……後日。
精神制御された¨DOLL¨がマスターの肉親基、依頼主を殺害したとういう事実は、裏セレブ界で、窮地に追い込まれることになった。
潤は外部から二度とこの世に¨DOLL¨を生み出さないように、あえて父親の死を利用し、財団を潰しにかかり、エドワードが内部から圧力をかけて、半年がかりでLOVE CONPANY(財)を完全に消滅させた。
そして、潤は、木下家当主の座を捨て、樹とともに、小さな花屋を営んだ。
「すみませーん、カサブランカ下さい。」
「いっぱいね!カスミソウも入れて。」
その日は、エドワードが飼っていた愛犬の命日だった。
「ったく、もっと大きな花屋に行けよ?」
「お父ちゃま、お母ちゃまとパパに愛想よくして下ちゃい。」
樹は、3歳になっていた。
あと数ヵ月で、真琴は20歳になる。
そして、20歳の誕生日の日に、潤の花嫁になる。
樹は、潤のことをお父ちゃまと呼び。
エドワードのことをパパと呼ぶ。
真琴のことはお母ちゃまと呼ぶ。
潤はジャックスホード家の婿養子となるのだ。
今は、4人で白金のマンションで、仲良く暮らしているーーーーー。
「真琴、お腹気をつけてね?」
「うん。」
「大事な大事な、オレたちの愛の結晶だからね。」
そして来年には、もう一人家族が増える予定だ。
【完】
.

