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第22章 出会い

「あっちって、どこ行くんだよ？」


「ああ、君、きちんと喋れるんじゃないか？う～ん、とりあえず、オレの部屋行こうか？ダンスパーティーには、飽き飽きしてるしね。」


「いいぜ。」


「交渉成立だね？制服を見る限り、高等部３年みたいだけど、君はいくつなの？」


「１５だ。」


「あ、オレと一緒だ。で、名前教えてよ？」


「木下潤だ。」


「へぇ～。日本の企業の御曹司か。」


「なんで分かるんだ？？」


「オレ、一度聞いたら、覚えちゃうんだよ。世界のあらゆる企業の名が、この頭の中にインプットされてる。」


「はぁぁ？？？」


俺もそんなに頭が悪いほうじゃないが、こいつは別格か？？

ただもんじゃねぇと、思わずにはいられなかった。


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