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第25章 新しい生活

「もちろん、潤に会いに来たんだよ？」


「はぁぁ？？」


「とりあえず、上がらせてね？」


「お、おう。」


「ふ～ん、なかなか良い物件じゃないか。」


やつは、隅々まで部屋を見て、そう言った。


「フランスでは、悪かったな。」


「別に、気にしてないよ？どう？散々暴れて、少しは静のこと忘れた？」


「・・・・・。」


「まだ忘れられないの？？？」


「お、お前は恋したことがないから、わかんねぇーんだろ？？俺の気持ちが！！」


「確かに、オレには一生縁のない気持ちかもね？」


「だったら、すぐにロンドンへ帰りやがれ？」


「・・それはちょっと無理な話だな。」


「はぁぁ？」


「オレね、ジャックスホード日本支社の社員になったから。」


「・・・・はっ？？」


オレは開いた口が塞がらなかった。