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愛DoLL☆美しき野獣
第28章 卒業式

「…ありがとうエドさん」
つんと涙が湧いてくる。
彼なしでは、こんな素敵な学園生活を送れなかった。
そしてこれからも、真琴の未来を応援し続けてくれるに、違いない。
ひとしきり、真琴を抱き締めたあと、エドワードは、潤にそっと渡した。
「いいよ、抱き締めれば?」
「……ああ。」
真琴は、潤の顔を見れなかった。
泣き顔を見られるのは、何だか照れてしまう。
「…真琴…」
「…はい?」
二人は向き合い、潤が真琴の肩を抱いたときだった。
背後から、聞き覚えのある叫び声がしたのは…。
「「真琴、その男から離れなさい!!!」」
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