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愛DoLL☆美しき野獣
第29章 波乱の幕開け

真琴は、エドワードが言っていた言葉の意味を、この時は、理解していなかった。
しかし、この先、彼の言葉とおり、その体で、嫌と言うほど味わうことになる。
「…眠れない…」
真琴は、静の入れてくれた湯船に浸かり、充分に疲れを取ってから、ベットに入った。
もうそれから、4時間以上が経過している。
にも関わらず、一向に睡魔が訪れて来ない。
(…ヤバイな…ストレス障害がまた復活とか?枕が変わったから?)
寝返りを何度もうつ。
(…ううん、違うよね、これは、たぶん…両脇に、二人がいないからだ…)
白金のマンションで四人で暮らすようになってから、真琴のストレス障害は、完治していた。
真琴が一向に眠りにつけない理由…。
…それは…
毎日、彼らに抱かれ続けて、真琴の体は、もう彼らなしでは、いられなくなっていたのだ。
「…どうしよう…体…疼く」
最近では、生理の日も関係なく、風呂場で情事に耽る事が多い。
この一年、ほぼ365日、エドワードと潤にsex漬けにされ続けていた真琴の体は、一日も持たずに、悲鳴をあげた。
(…エドさん、エドさん、潤さん、、潤さん、今すぐ会いたいよぉ…抱いて欲しいよぉ…)
真琴は、ひとりで、どうやって、この体の火照りを静めていいのか分からない。
こんな時、今まで、散々おねだりしてきた、エドワードは、横にはいない。
(うぇん、頭がおかしくなりそう…エドさん、助けて…)
独断で静の所へ来たことを、既に後悔し始めていた。
真琴は、この日、一睡も出来ずに、朝を迎えたのだった。
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