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愛DoLL☆美しき野獣
第30章 宣戦布告
こんな風に、外で彼と二人きりで会うのは、初めてかもしれない。
(…なんか、ドキドキする…)
真琴は、エドワードが、取った部屋にチェックインすると、ホテル内にある指定されたレストランに入って彼を待った。
静の用意してくれた服は、真琴には、少しサイズが大きい。
彼と会った後、時間があれば、白金のマンションに寄って服を取りに行こうかと思っていた。
「真琴、お待たせ!!!」
エドワードは、秘書を引き連れてやって来た。
「真琴さま、こんにちは」
「あ、カインさん、こんにちは。ごめんなさい、急に我が儘言って!!!」
「いえ、では、エドワードさま、13時にお迎えに参ります」
「ああ、分かった」
エドワードが、そう言うと、秘書のカインは、一礼して、その場を後にした。
「エドさんも、ごめんなさい。お仕事大丈夫なの?」
「うん、カインがいれば、多少の無理はきくからね」
「そっか。カインさんって、すごく有能な秘書さんなんだね?」
「まあね」
仕事スタイルの彼は、仕立ての良いスーツに、眼鏡をかけている。
一見クールに見える容貌は、バリバリ仕事の出来る男にしか見えない。
レストランに入ってきた瞬間、女性客の視線が一気に彼に注目した。
(…スーツ姿は、見慣れてるけど、やっぱり、かっこいいな、エドさん…)
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