この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
愛DoLL☆美しき野獣
第4章 四章

朝、真琴の目が覚めたのは、7時過ぎだった。


「あ、やばい!!寝過ごした!!」


そこにはすでに、エドワードの姿はなかった。
ドアを見ると、ドアノブはちゃんと元に戻っていた。

(昨夜のは、夢?だったのかな。)

ものすごく不安になって机の引き出しの中を開けると、エドからもらった携帯が、ちゃんと入ってあった。

(よかった・・あれは夢じゃなかった。)

昨夜は、彼と過ごせてすごく幸せだった気がする。
エドワードは、最後まで自分に優しかった。

真琴は彼からのメール受信に気がつく。

『昨夜は楽しかった。朝ごはんは作っておくから、ゆっくりしておいで。あと毎晩真琴に会いに行くから、鍵を開けておいてね♪』


「うわ♪優しいな、エドさんは!!」


(しかも、毎晩、会いに来てくれるなんて!嬉し過ぎる。)


真琴は急いで制服に着替えてリビングに向かった。

するとそこには、機嫌が悪そうな潤だけがいた。


「おはようございます。」


「ああ。」


「…あの、エドさんは?」


「あ?もう出かけたぞ?」


「そうなんですか。」



(…エドさんにおはようって言いたかったな。)


「いいから早く朝飯を食え、遅刻するぞ?」


「あ、早く食べなきゃ!!」


テ-ブルには、エドが作ったフレンチトーストと、サラダが置いてあった。


「美味しそうwいただきまーす。」


真琴は、フレンチトーストにかじりついた。


「うまい!!」


潤は、そんな真琴に、苦笑いを浮かべる。


「粉砂糖が口のまわりに、ついてるぞ。」


ビクッ!?


「「…っ!?」」


真琴は、びっくりする。

潤は、嫌味も言わずに、ナフキンで、優しく口のまわりを拭いてくれたから。

以前の彼の態度とは、何だか違う。

日に日に、自分に優しくなってきてる気がする。

(う、後ろめたいよぉ、なんか、ものすごく潤さんに後ろめたい気がする!!)


「昨日の演劇の件だが、俺もついて行く。」


「女装して行くんですか?」


「ちげーよ、客として着いて行くんだ。」


「ですよねw」


(潤さんは、本当に心配性だな・・。でも、前より全然優しくしてくれるし、エドワードさんと、付き合える事になったし、この二人のDoll になって、良かったなぁ♪)


この時、
真琴は、束の間の幸せに浸っていた。
/707ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ