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第32章 解けない魔法

「…っつ!!!」


先っぽだけでも、かなりの激痛が襲う。

だけど、どうしても潤を受け入れたい。



「抜くか？」


「…大丈夫、思いきり爪立てちゃうかもだけど！」


「構わないぜ？」


「潤、好き、好き、好き」


「…っ、ああ」


潤の背中に、爪を立て、皮膚から血が滲み出てくる。

その痛みは、不思議と嫌じゃなかった。

寧ろ、同じ痛みを分かち合えて、嬉しいくらいだった。

いや、エドの方が何倍も痛みを伴っているかもしれないが…



「…くっ、きついな、全部入ったぜ？」


「…ん、痛いけど、幸せ…」


ドクン、また、潤のものが、大きくなった。

エドは、正直いっぱいいっぱいだったが、一生懸命に、潤を受け入れたのだ。


「ゆっくり、動くぞ？」


「…うん…あっ…いっ…んあ!!!」


潤は、すっかり萎えてしまったエドのものを、扱きながら、ゆっくり動き出した。



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