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愛DoLL☆美しき野獣
第32章 解けない魔法

そして、真琴は、客室のベットに横たわるエドワードの姿を見つけてしまう。
いかにも、情事の後の雰囲気がして、クラクラした。
「…いやぁ…」
真琴は、頭を抱えてしゃがみこむ。
「真琴、大丈夫か?」
すぐに駆け付けた潤が、真琴の体に触れようとするが…
「触らないで!!!!」
激しく拒絶して、ぶるぶる震えだした。
「…あたし、帰る!!」
真琴のその言葉に、エドが、ピクリと反応する。
気だるい体を震い立たせて、ベットから起き上がった。
「まだそんな事言って…仕方のない子だ。」
そして、ゆらゆらと近づいてくる。
「お前、動いて平気か?」
「大丈夫だよ、潤」
「…や、来なくていい!!!」
「そうはいかないよ、潤、逃げないように真琴の腕おさえて?」
「ああ」
「きゃ、離して!!!!」
「誰が離すか!!!!」
逃げ場はなかった。
真琴は、大柄な二人に取り囲まれてしまった。
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