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愛DoLL☆美しき野獣
第32章 解けない魔法

イマ、ジュンサンハ、ナンテイッタノ?
パラパラと心と体のバランスが崩れていく。
気がついた時には、Doll 部屋を飛び出していた。
「真琴、どこいくんだ?」
潤の制止も聞かず、エドワードの姿を探す。
違う、こんなの、違う。
エドさんが、そんな事、受け入れるはずがない。
真琴は、激しく動揺した。
潤に抱かれるエドワードの姿を、想像できなかった。
否、それだけは、絶対にないと心の中で思っていたのかもしれない。
彼が潤に抱かれるとき、それは、二人の想いが結ばれた時なんじゃないだろうか?
やだ、そんなのは、やだ。
どす黒い感情が次々と沸き起こってくる。
…そうだ、あたしは、二人には、あたしだけを見てて欲しいんだ…
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