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愛DoLL☆美しき野獣
第33章 姉への想い

真琴は、フデレリックの箱庭の中にいるようなものだった。
島の様子は、逐一報告され、静が出て行った次の日には、メアリ―が樹を連れてやってきた。
それは、約束を違えないよう、真琴がどこにも逃げ出さないように…
「真琴さま、短い滞在期間でしたが、またいつか、お会いできる日を楽しみにしてます!」
港に着くと、ジゼルと、島の仲間たちは、寂しそうに別れを告げた。
樹も、メアリ―と手を繋いで、寂しそうにしてる。
「次に来るときは、家族が増えてるかもね?」
「かぁちゃま、ほんと?」
「うん!!」
「ぼくね、妹がいい!!!!ぼくのお嫁さんにするのぉ!!」」
「それ、叶うと良いね♪」
「うん♪」
「じゃ、行ってきます!」
真琴は、樹に、また暫しの別れを告げた。
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