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愛DoLL☆美しき野獣
第34章 激愛の末に…

それから数日間、穏やかな日々が続いた。
エドと真琴は、相変わらず南部屋に閉じ籠り、二人きりの世界を満喫していたが、その幸せな時間は、そう長くは続かなかった。
コンコン、カインが部屋をノックして、エドを呼び出す。
「エドワ―ドさま、宜しいでしょうか?」
「ああ。」
少し不機嫌になりつつも、部屋に鍵をかけ、廊下に出た。
「木下さまが、今日の夕方には到着するとのことです」
「そう、分かった。」
そう言って、真琴の部屋に戻ろうとするエドを、引き留めた。
「お待ち下さい、エドさま!!」
「なに?」
心底めんどくさそうに、答える。
「フデレリックさまが、本邸に一度戻って来て欲しいとの事です」
「は?」
「真琴さまは、こちらに残して来いと、仰っていますが…?」
「ふん、だと思ったよ。分かった、オレも親父には、話があったんだ。すぐに行くと伝えてくれ。夕方には潤が来るなら、安心だし、カイン、お前は真琴の事を頼んだよ?」
「はっ、畏まりました。」
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