この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
愛DoLL☆美しき野獣
第34章 激愛の末に…



ガチャリと、頑丈に部屋の鍵を施錠すると、エドは、懐の中にその鍵をしまった。


すると、廊下の数メ―トル先に、カインが頭を下げて立っていた。


「エドワ―ドさま、エリザベ―トさまを、一階の東の角部屋へご案内しました。」


それを聞いたエドは、コツコツと、カインの方へ歩みより、ぐいっと、胸ぐらを掴んだ。



「なぜ、勝手な真似をした?」


「…うっ…」


カインは、あまりのエドのバカ力に、胸が苦しくなり息が詰まった。


「カイン、お前がオレの命令に背いたのは、初めてだよな?」


「…はい!!申し訳ありません!!」


いつも冷静な瞳が不安に揺らぐ。


フデレリックの命令で、真琴の安否を知らされずに、エドをこの城まで連れてきたのは、紛れもなく、カインだった。

城には、すでにエリザベ―トが来訪していて、これは、親父に仕組まれたことだと、エドは確信していた。



「まあ、いい。お前が親父の忠犬か、それとも本当にオレに忠実な秘書なのか、ようやく分かる日が来たということだよな?」



「…エドさま、わたしは…!!!」



「「黙れ!!!!次はないと思え!!!!」」


胸ぐらを掴んだ手を、解放すると、カインは、激しく咳き込んだ。


「…ゲホゲホゲホッ、我が主は、エド様のみでございます!!」


「その言葉、忘れるな!!!!」


いつも通りに頭を下げるカインを見て、エドは、真琴の元へと再び向かったのだった。



.
/707ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ