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愛DoLL☆美しき野獣
第35章 幽閉されたお姫様と嘘つき女王

「…てめぇ…嘘つくのも大概にしろ!!!」
潤は、真琴を離すと、エリザベ―トのそばに近寄った。
その気迫に圧倒され、後ずさるが、壁に突き当たってしまう。
「な、何ですの?わたしは、ただ、あなたたち二人の幸せを、考えて嘘をついたまでよ!!!真琴さまがエドさまの子を生むことについては、反対しません、何故なら、わたしには、子を生むことは出来ませんし、いずれその子がジャックスホ―ド家を継げば良い話でしょう?だって、真琴さまは、今もれっきとしたジャックスホ―ドの人間じゃないですか!!!!」
「あたしの幸せを、貴方に語られる覚えはないです!!!!!あたしは、エドさんも、潤さんも、必要で、ずっと一緒にいたい!!!!!そう望んじゃいけませんか!!!!!」
「真琴さまは、欲張りな方ですわね、はしたない!!!」
潤は、手の指をボキボキ鳴らす。
「お前の言いたいことは、それだけか?」
「…ひぃ…っ!!!」
エリザベ―トは、顔をひきつらせた。
(何でうまくいかないのよ!!!!!この二人、本気でエドさまを諦めるつもりは、ないようだわ!!!)
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