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愛DoLL☆美しき野獣
第35章 幽閉されたお姫様と嘘つき女王

潤は、深々と頭を下げる。
真琴は、目を見開いて、潤のことをじっと見つめた。
「…潤さん…」
エリザベ―トに至っては、口を開けたまま硬直して動けない。
(何てことなの!!!わたしの最大のライバルは、木下潤だったのね…確かに図り間違えたわ)
フデレリックは、潤の堅実的かつ紳士的な態度に胸を打たれ、彼の肩を抱いた。
「よろしく、頼む!!!!息子よ!!!!」
「ありがとうございます!!!!!!」
潤は、再び深く頭を下げた。
「頭を上げなさい?」
「いえ、いつも樹の面倒までみてもらっている身で、すみません!!!」
「いやいや、これからは、とても賑やかになるね?」
「はい!!!楽しみです!!!」
潤とフデレリックは、嬉しそうに握手を交わしている。
そんな二人を、見て…
「まだ妊娠したって決まった訳じゃない…!!!って、ううん、きっといるね…」
真琴は、幸せそうにお腹をさすって、微笑みを浮かべた。
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