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愛DoLL☆美しき野獣
第35章 幽閉されたお姫様と嘘つき女王

「エドワ―ドさまは、出ていかなくて宜しいんですか?」
廊下の外で全てを聞いていたエドとカインは、そっとリビングの中の様子を伺っていた。
「もう、充分だろ?」
「ですが…」
エドは、スタスタ歩いて、南部屋を後にする。
「もう、あの部屋には用はない。」
「作用ですか?」
「ああ、行くぞ!!」
「どちらへ?」
「親父からパスポ―ト返して貰ったから、日本に帰るよ。」
「今からですか?」
「今夜は遅いから、本邸の方に帰る。長い休暇はお仕舞い!!!」
「承知しました、お二人には会われないんですか?」
「盛大にプロポ―ズしてくれた潤にオレからへのプレゼント♪婚前まえに、二人でゆっくりさせてあげたい!!」
「エドさまにしては、粋な計らいですね?」
「カイン!!!」
ジロリと睨むが、カインはにっこり笑う。
「ご冗談ですよ(笑)」
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