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愛DoLL☆美しき野獣
第36章 二人きりの、夜



フデレリックとエリザベ―トが去った後。

潤と真琴は、エドの粋な?計らいで、城の使用人から「今夜はこちらでお過ごし下さいませ」と言われた。

案内されたのは、城の二階にあるゲストル―ム。

この部屋には、ダブルサイズのベット二つとバスル―ムが設置されてあった。

南部屋と劣らず、豪華な造りだ。


「うわ、すごい…」


(ずっと閉じ込められてたから気づかなかったけど、このお城、広いなぁ…)


「あのヤロ―!!!俺に顔も見せずに、この城からさっさと消えやがった!!!」


「潤さんは、エドさんに会いたかったんだね?」


ププっと笑う真琴。


「潤さん、可愛い♪」


「うるせぇ…」


「大丈夫、またすぐに会えるよ?」


「ふん!!だと、いいがな?」


「素直じゃないね(笑)」


「だぁぁ―!!!!」


顔を真っ赤にして、不貞腐れてる。

(…ふふふ、図星かな?)


「お風呂、先に頂いていい?」


「…あ?ああ」


先程の騒動で、潤の服がズタボロに汚れていたが、自分もかなり汚れている。


(早くシャワ―浴びたいよ…)


真琴は、着替えを持って、バスル―ムに向かおうとすると、後ろから潤に抱きしめられた。


「…じ、潤さん、ど―したの?」


「一緒に入るか?」


「…えっ?」


真琴は、ドキっとする。

(今まで何度も一緒にお風呂に入ったことあるのに、ドキドキしちゃうのは、何でだろう?)


「…え、えっちなことしない?」


潤は、真琴の首筋に、顔を埋める。


「さあな、その保障はできないかな?」



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