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愛DoLL☆美しき野獣
第36章 二人きりの、夜





「もう!!!潤さんてばっ…!!ひゃっ!!!」


潤の手が、まさぐるように、真琴の体のラインを愛撫していく。


「この城で、エドに、どれだけ抱かれたんだ?」


左手で真琴の顎を掴み、顔を寄せて、耳元で囁く。


「言ってみろよ?ん?」


(…潤さん、ドS全開だぁぁ―!!!)


右手は、服越しに、太ももをなぞられる。


「…あっ、ん、やぁ!!!」


上下に何度も何度も、撫でられる。


それだけで、ビクビクしてしまう。


「…っ…はぁ…一回だけ」


「は?」


潤は、ピタリと撫でていた手を止めた。


「…すごく優しく一回だけ…」


「マジか?あいつがか?」


「うん…あたし、赤ちゃん、いるかもしれないからって。まだ確信はないけど、きっと、いるかも?みたいな…」


「…………」


「その証拠にね、催眠術が解けても、もうあたし、エドさんに抱かれなくても、簡単に眠れるようになったんだよ?」


「…………」


潤は、黙ったまま、動かなくなった。

抱き締められている腕の力は変わらないが…


真琴の鼓動は、瞬く間に早まった。


ドキドキドキドキ。
ドキドキドキドキドキドキ。



(…どうしたんだろう?まさか、怒ってる?)



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