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愛DoLL☆美しき野獣
第4章 四章


『昨夜は、真琴の寝顔が見れて、嬉しかったな♪歯磨きは、きちんとしておいてあげたから、安心して。』

そんなメールの内容だった。

(エドさん、それってとっても大変だったんじゃ・・・なんか・・いたれりつくせりで悪いなぁ。さっきの潤さんのこともあったし、とても悪い気がする。)

休み時間、携帯を開いて見ていた。

「よぉ、まーこと!!」

「おっ!やっと携帯持ったのか?」

「白石君に加瀬君。」

「ケー番教えて?」

「そうそう、おれらの仲じゃん?」

「あたしたち、そこまで仲良かったっけ?」

「仲いいだろう?」

「なぁー!!」

そんなふたりに真琴は首を傾げて考える。

(男子に携帯番号とか教えたら、エドさんはたぶん怒るよね?きっと、大変なことになりそうだ・・。これ以上後ろめたい気分にはなりたくないや。)

「ごめん、彼氏に怒られるんだ。」

そう断ると、ふたりは、顔を見合わせ、明らかにムッとした。

「いつも迎えに来るやつか?」

「違うよ。」

「じゃあ、誰だ?」

「もう一人の同居人、イギリスの人だよ。」

「ぎょえええええ!外人かよ?」

「うん、とても良い人だよ。」

「ふーん。」

「へぇ。」

白石くんと加瀬君くんは何かをたくらむような顔をする。
真琴は構わず席を立った。

「じゃあ、次の授業、体育だから着替えてくるね?」

「へーい。」

「いってらっしゃい。」

ふたりは、しかめっ面で真琴を見送った。
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