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竜を継ぐ者~黄の刻印の章~(世界はエッチと愛で救われる)
第15章 和解
「お兄のケダモノッ!」
そしてまた今更のように、裸の乳房をギュッと抱え込むようにして隠す美里。恥らいに頬染める可愛い妹に、真吾は思わず微笑を浮かべた。
「仕方ないだろ、は……裸なんだから。それよりも、もう遅いから……取り合えず、今夜は僕の部屋で寝なよ」
テレを隠すように、真吾は一気に捲くし立てた。
美里はまた、何でというような表情でこちらを見ている。
小水や精液で汚れた褥を黙って指差すと、美里も恥ずかしそうに頷いた。
「お兄は……どうするの?一緒に寝るの?」
「いや、僕はリビングのソファーで寝るから……気にしないで良いよ」
適当な袋を美里に貰い、堕児を袋に詰めていると、美里はその様子を見ながらあっけらかんと言った。
「別に一緒でもいいのに。風邪引くよ?」
「は……?何を言ってるんだ、おまえは……」
思わず呆れてしまった。
心遣いに美里の優しさが垣間見える一言だが、今まで何をされていたのか――それをわからない歳でもないだろうに。
その気持ちに甘える事はできない、男の事情ができてしまった。朝には性欲だってまた戻っているだろうし、寝乱れた美里を見ても冷静でいられるのか自信が持てない。
真吾は意地悪な笑みを浮かべながら、
「おまえの身体に欲情できる男を添い寝に誘うなんて、危険な事を言うね。また襲うよ?」
と言うと、美里は顔を真っ赤にしてブンブンと横に首を振った。
まったく……美里も彩夏と一緒で危機感というものがないなと、真吾は更に呆れた。男としては誘惑しやすい楽な相手という事になるが、妹として考えると心配だ。
美里の頭をクシャッとさせながら、真吾は苦笑した。
「あんまり心配させんなよな。じゃ、おやすみ」
真吾は、美里の部屋を後にした。
そしてまた今更のように、裸の乳房をギュッと抱え込むようにして隠す美里。恥らいに頬染める可愛い妹に、真吾は思わず微笑を浮かべた。
「仕方ないだろ、は……裸なんだから。それよりも、もう遅いから……取り合えず、今夜は僕の部屋で寝なよ」
テレを隠すように、真吾は一気に捲くし立てた。
美里はまた、何でというような表情でこちらを見ている。
小水や精液で汚れた褥を黙って指差すと、美里も恥ずかしそうに頷いた。
「お兄は……どうするの?一緒に寝るの?」
「いや、僕はリビングのソファーで寝るから……気にしないで良いよ」
適当な袋を美里に貰い、堕児を袋に詰めていると、美里はその様子を見ながらあっけらかんと言った。
「別に一緒でもいいのに。風邪引くよ?」
「は……?何を言ってるんだ、おまえは……」
思わず呆れてしまった。
心遣いに美里の優しさが垣間見える一言だが、今まで何をされていたのか――それをわからない歳でもないだろうに。
その気持ちに甘える事はできない、男の事情ができてしまった。朝には性欲だってまた戻っているだろうし、寝乱れた美里を見ても冷静でいられるのか自信が持てない。
真吾は意地悪な笑みを浮かべながら、
「おまえの身体に欲情できる男を添い寝に誘うなんて、危険な事を言うね。また襲うよ?」
と言うと、美里は顔を真っ赤にしてブンブンと横に首を振った。
まったく……美里も彩夏と一緒で危機感というものがないなと、真吾は更に呆れた。男としては誘惑しやすい楽な相手という事になるが、妹として考えると心配だ。
美里の頭をクシャッとさせながら、真吾は苦笑した。
「あんまり心配させんなよな。じゃ、おやすみ」
真吾は、美里の部屋を後にした。