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雄二
第1章 別れようよ
バイバイ?
え?
何だよこれ!
みのり…

部屋を飛び出した雄二は、電車がホームに滑り込むのももどかしく跳び乗った。


みのり!
みのり!


ガチャガチャと鍵を開け部屋に入ると
引っ越し業者の箱に衣類を詰めるみのりがいた。


雄?どうしたの?今頃


あ、鍵?
ありがと、そこに置いておいてくれる?




みのり!
どういうことだよ!


どういうこと?
一週間も経ってから言うこと?

だから…


そうね、暫く会えないって雄、言ってたもんね。
でも!家には帰っていたんでしょ?
もう一週間よ、メモ置いて。
まさか、今頃読んだとでも言うの?



信じてもらえないかもしれないけど、
ほんとにさっき見つけたんだ!
みの…


雄、もういいよ。
一週間前に見ようが、三日前だろうが、さっきだろうが、私の気持ちはもう雄にはないのよ。
ごめん、急いで仕舞わないと間に合わないの。


14年、長かったね、楽しかったよ、ありがと。
お願いだからもう帰って。



みのりは、雄二に何も言わせない雰囲気を醸し、
雄二もまた、今は何を言っても聞く耳は持ってはくれないと察し、

連絡するから返事くれよ

そう言って部屋を出た。
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