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第2章 Confinement



私はただ裸を晒して、鎖に繋がれベッドに横たわるだけ。
もう何度あの男に汚されただろう?
恥辱と思える格好をさせられ、壁の玩具で私を手一杯責め、遊びと言い切るあの男。


遊びと言うのだったら、早く遊び飽きて!
そして私をあの人の元に帰して!!


でなければ私‥‥私‥‥あの人を忘れてしまいそうで怖い。
汚される度に、薄れ行くあの人との記憶、幸せな結婚も、安定した暮らしも、あの男に汚される度に消えていく。



「‥‥‥ああ‥‥‥」


ずっと閉じているカーテンから見える日射し、という事は朝になったのね。
そして朝になったという事は、またあの男の恥辱の責めが始まる合図。


もう嫌!
助けてお願い!!
あの男に卑猥な私を見られるのは嫌なの!!!


何度同じ事を思っただろう。
何日同じ事を思っただろう。


幾ら思っても、誰も助けに来てくれない、誰もあの男から救ってくれない。
あの人は、私の事を警察に相談していないの?



「‥‥ああまた‥‥」


助けて貰えない私に始まる地獄の朝。
だって聞こえるもの、届かない扉の向こうから、あの男が近付く足音が・・・

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