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第1章 大丈夫って何?

そんな楽しんでいる宴会も、何時かは終わりがやって来る。
宴会費は前払い制なので、私は気持ち良く宴会をしていた居酒屋から外に出た。

「うーん!
気持ち良く……回る。ぁはははーー!!」

こんな気分は久しぶり、何時もは少しセーブして飲んでいるんだもの、たまには全開で飲んだって良いじゃない、誰にも悪いなんて言わせないよ?

「おいっ篠原!!」
「なんですか課長?」

あれ?
なんで私、課長に腕を掴まえられているんだろう??
つか、帰りは逆方向の課長が居る訳???

「篠原、自分がどれほど酔っているか分かっているか?」
「……?
普通ですよ??」
「……はあ……」

何? 何??
溜め息なんか吐いて、何が言いたいんですか課長?
まさか私が酔っ払っていると?
こんなに大丈夫なのに??

「大丈夫ですってば、まだまだ飲めますよ私」
「はあ……。黙って俺に送られろ篠原」

やれやれ見たいな言葉で、課長はタクシーを捕まえて私と一緒に乗り込んだ。
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