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第1章 大丈夫って何?



部屋のドアが閉まった途端、またまた課長にキスされた、それも今度は貪るようなディープキス。



「アッ‥‥んんっ‥‥‥」


「良い顔をするな篠原‥‥ンッ‥‥」


すぐに舌を差し込まれ、私の舌を捉え絡ませ、ペチャっと卑猥な水音がするまで私の口内を蹂躙する課長の舌。
あ‥‥酔いと息をする間も与えてくれないキスに、身体の力が抜ける。


そんな私の身体を上手く受け止める課長の腕、思っていたより逞しく、片腕だけで私を軽々と支え、もう片方は私の頬に優しく触れた。



「はぁはぁ‥‥」


「しおらしい篠原も良いな‥
抱き心地も悪くなく俺の好みなんだよ、お前は全く気付いてくれなかったが」


「‥‥課長??」


「入社した時から、俺がお前を見ていたのに気付かなかったのか?
俺はずっと篠原を見ていたというのに、お前は他の方ばかり‥‥だから酔った勢いを利用した、今日は一際飲んでいたからな」


「そんな私‥‥」


「お前が良いんだ篠原、いや奈々‥
素直に俺のモノになれ、嫌と言っても此処まで来たんだ聞いてやれそうに無い」

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