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10分で読めるshortstorys
第5章 おまんことおちんぽの恋物語
「一条さん、これの打ち込み宜しく」
「はい課長、この程度でしたら今日中に終わります」
「一条さんの能力には期待している」
こう見えて椎名は、大手商社勤め‥‥事務職だけどね。
夜とは違い、ナチュラルメイクの爽やか美女、使い分けが上手いんだから。
こんな時『おまんこ』の私は大人しくしてる、当たり前でしょう?
仕事中に私が騒いだら、椎名だってやってられないし、変態女認定は私も嫌だし、それにお澄まし『おまんこ』ってのもアリかなって、だけどしっかり品定めはしているからね、椎名と一緒によ。
「聞いた一条さん」
「えっ何??」
真面目に打ち込みをしている椎名に、同僚女からの耳打ち。
この女は無類の噂好き、今日も何か仕入れて椎名の所に来たんでしょ、ホント面倒ねぇ。
「社の会計システムの入れ替えの為に、技術提携で他社からエンジニアが来るの、そのエンジニアが凄いイケメンって話」
「へえーー
イケメンね、人の価値観はそれぞれよ、誰が見てイケメンと言っているのかしら?」
うわー椎名辛辣。
椎名のお眼鏡に叶う男はそうは居ない、だって椎名は目茶苦茶高望みだもの、人が言うイケメンって言葉は信用しない、男は自分の目で確める主義なのよねー。