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第6章 童貞ラブホテル

　牝肉の柔らかなスライドに、弾力のある腿肉のマッサージも加われば、経験不足の男根がこらえられるはずもなかった。
　強烈な素股に、崩壊が目の前に迫る。

「り、梨華さんっ……ダメです……
　くううっ、もう出ちゃいますっ」

　声を震わせて限界を告げた。

　いくら奥歯を噛みしめ、尻穴に力を込めても、これ以上耐え抜くのは無理だと覚った。

「いいのよ、我慢しなくても。出していいから」

　梨華は真剣な表情だった。
　腰を振るスピードを上げる。

　乳房がたぷたぷと揺れて、尖り立った乳首の先から泡が飛び散った。

　啓太もくびれたウェストに手をかけ、自らも夢中になって腰を前後させた。
　陰嚢の付け根が引き攣りだした。

「うおおっ。ほんとに出ます。
　で、出ちゃいますっ」

「いいわ、出しなさい。ほら、出してっ」

　ふたりは見つめ合ったまま、激しく腰を振りたくった。
　美人秘書の股ぐらで、剛肉と柔肉がこすれ合う。

　ぐっちゃん、ぬちゅり、ぐっちゅん、ぬちゃり――

　絡みつくような粘っこさは、ボディソープだけのものとは思えなかった。
　石鹸の爽やかな香りに混じって、甘酸っぱい匂いが漂ってくる。

（もしかして……梨華さんも、こ、昂奮してる？）

　そう思ったとたん、身体の奥で甘美な爆発が起こった。

「あ、出るっ！」

　一言叫んで、啓太は梨華の股間に盛大に精をぶちまけた。