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身代わりの夜
第2章 泥酔美人上司
「そこ……そこ、曲がったら、すぐだから」
亜沙子はふらつく足でよろよろと歩く。
「大丈夫ですか。あ、あぶない……貴野課長、しっかりしてくださいよお」
「あによ……あたひはいつだって、ひっかりひてるわよ」
ろれつが回っていない。
啓太は美人上司に肩を貸して、なんとか前に進んだ。
亜沙子がこんなに酔った姿など、一度も見たことがなかった。
マナベ・フィットネスへのプレゼンは手ごたえがあった。
二十代後半から三十代の、ワンクラス上に自分を変えたい健康志向の女性がターゲットの新ブランド。
エステ部門に力を入れている全国展開のフィットネスクラブで使ってもらえれば、得がたいイメージアップにつながる。
プロジェクトのかなめのひとつは順調に進みそうだった。
亜沙子はふらつく足でよろよろと歩く。
「大丈夫ですか。あ、あぶない……貴野課長、しっかりしてくださいよお」
「あによ……あたひはいつだって、ひっかりひてるわよ」
ろれつが回っていない。
啓太は美人上司に肩を貸して、なんとか前に進んだ。
亜沙子がこんなに酔った姿など、一度も見たことがなかった。
マナベ・フィットネスへのプレゼンは手ごたえがあった。
二十代後半から三十代の、ワンクラス上に自分を変えたい健康志向の女性がターゲットの新ブランド。
エステ部門に力を入れている全国展開のフィットネスクラブで使ってもらえれば、得がたいイメージアップにつながる。
プロジェクトのかなめのひとつは順調に進みそうだった。