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身代わりの夜
第10章 純情エッチ代行人
 もう片方の手で脚に触れてみる。

 膝から太腿にかけて撫でさすった。
 ストッキングのざらつきと腿肉の張りが、最高の触り心地だった。
 調子に乗って太腿の上部へと伸ばしていっても、咎めだてする気配もない。

 腰をもじもじさせ、

「あんっ。目隠しって、た、たしかに刺激的ね……
 身体じゅうが、なんだかすごく敏感になってる」

 身じろぎするたびにたつ椅子のきしみが、まるで女のあえぎに聞こえた。

 その音に誘われるように、タイトスカートの裾から手を入れる。
 遠慮も忘れて腰のまわりを愛撫した。

 先日と違って、亜沙子が穿いているのはパンティストッキングだった。
 手のひらを進めれば、お尻の方までざらついた感触がつづく。

 スカートがさらにまくれ上がり、薄いナイロン皮膚の下にレース模様が透けて見えた。

(えっ……くっ、黒いパンティ!?)

 もっとよく見たくなって、手の動きを止めずに床に膝をつく。

 わずかに開いた腿の間に現れたのは、眼を疑うようなセクシーショーツであった。

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