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身代わりの夜
第10章 純情エッチ代行人
(亜沙子さん……こんなにいやらしいパンティを穿いて)

 ブラジャーが黒だったことで、当然、察してしかるべきだった。
 しかし、まだまだ経験が足らない啓太は、いきなり出現した黒い下着にはっと息を呑む。

 単に黒いというだけではない。
 大胆なビキニスタイルに、薔薇の花柄のストレッチレース。
 下腹部に隙間なく張りついた薄布は、その下の柔肉の形状をありありと浮き上がらせていた。

 さらにさらに、レース地に透けているのは、まごうかたなき漆黒の秘毛ではないか。
 駄目押しのごとく、その中央にパンストのセンターシームがきつく食い込む。

 あまりにも淫らな眺めに、啓太の肉棒はびくびくと震えた。

 亜沙子のマンションで眼にしたショーツも大人っぽいものだったが、これほどまでにセクシーなデザインではなかった。

(山野辺のために……)

 クールで有能な美人上司が、部下と仕事の成功を祝うために、こんなにもエロい下着を身に着けていたのだ。

 胸がつぶれた。
 同時に、どうしようもなく昂奮してしまう。

 両膝に手を掛けて、すらりとした脚を左右に開いた。

 黒いショーツが丸見えになった。
 さすがにクロッチ部はレース仕様ではなかった。
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