この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
身代わりの夜
第15章 これっきりラブホテル
一緒に映画を見て、公園を散歩し、夜景の美しいレストランで食事をした。
啓太は素直につき合ってくれた。
話がはずんだ。
無理にはしゃいだ訳ではない。
自然に笑いがこぼれ、すさんだ気持ちがほぐれていった。
「今日は楽しかったわ」
駅へと並んで歩きながら腕をからめ、肩に頭を預ける。
本当に楽しかった。
別れることにしてから、恋人同士みたいなデートが出来たのも皮肉であった。
ひとつ先の交差点を曲がるとホテル街。
何度も通った道が近づいてきた。
「まだ……帰りたくないな」
ぽつりと呟く。
「今夜、もう一度だけ……最後までセフレでいようね」
啓太は素直につき合ってくれた。
話がはずんだ。
無理にはしゃいだ訳ではない。
自然に笑いがこぼれ、すさんだ気持ちがほぐれていった。
「今日は楽しかったわ」
駅へと並んで歩きながら腕をからめ、肩に頭を預ける。
本当に楽しかった。
別れることにしてから、恋人同士みたいなデートが出来たのも皮肉であった。
ひとつ先の交差点を曲がるとホテル街。
何度も通った道が近づいてきた。
「まだ……帰りたくないな」
ぽつりと呟く。
「今夜、もう一度だけ……最後までセフレでいようね」