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身代わりの夜
第16章 おわかれエクスタシー
 男の腰をはさんだ両脚を曲げ、足首で交差させた。

 互いの股間がぴったりと重なった。
 膣奥に先端が刺さる。
 男性器官がむくむくと硬度を増してきた。

 乳房に置かれていた手のひらの動きが再開した。
 乳首をつままれると、甘い愉悦が生じる。
 肉棒の成長を促すように、膣ヒダがざわめいた。

「でも、山野辺の代わりに抱いたなんてわかったら、嫌われるかも」

 ひたすら乳肉をむぎゅっむぎゅっと握ってくる。
 めり込む指先の切迫さに、啓太の不安が感じられた。

「そうね、嫌われるかもね。
 でも、それであきらめちゃうの?
 高校の時のカノジョみたいに」

 背筋を反らせた。
 煽るように、むにむにと胸を男の手に押しつける。
 尖った乳首が手のひらにこすれて気持ちよかった。

「嫌われたって、自分の気持ちをぶつけなきゃ。
 陰に隠れているだけじゃ、いくら相手を思って行動したって、単なる自己満足にすぎないの……あんっ」

 ゆっくりと啓太の腰が動き出した。
 ペニスは元の逞しさを取り戻していた。
 亀頭のエラで膣壁をこすられて、裸身に妖しい戦慄が走った。

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