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身代わりの夜
第20章 エピローグ/週末ふたりきり
「ああん、啓太……くぅん」
「亜沙子さん……ああ、好きだよ……んちゅっ」
紅唇に吸いつき、舌と舌を絡める。
ぷにぷにした唇の柔らかさと、妖しく動く舌の感触に、啓太は陶然となった。
広々としたリビングに、悩ましい男女の吐息と、むちゅっ、ぬちゃっ、という品のない痴音が揺蕩《たゆた》う。
モスグリーンのソファに並んだ啓太と亜沙子は、蕩けそうなディープキスにひたりながら、互いの身体をまさぐり合っていた。
女の細指がスラックスの前面を愛おしそうに這い回れば、男の手はブラウスの胸の膨らみを荒々しく揉みしだく。
相手の感じる個所を愛撫することで、自らも昂っていった。
週末の夜。
一緒に亜沙子のマンションに帰ってきたばかりである。
服を着替えもしないで、熱い抱擁がはじまったのだ。
「亜沙子さん……ああ、好きだよ……んちゅっ」
紅唇に吸いつき、舌と舌を絡める。
ぷにぷにした唇の柔らかさと、妖しく動く舌の感触に、啓太は陶然となった。
広々としたリビングに、悩ましい男女の吐息と、むちゅっ、ぬちゃっ、という品のない痴音が揺蕩《たゆた》う。
モスグリーンのソファに並んだ啓太と亜沙子は、蕩けそうなディープキスにひたりながら、互いの身体をまさぐり合っていた。
女の細指がスラックスの前面を愛おしそうに這い回れば、男の手はブラウスの胸の膨らみを荒々しく揉みしだく。
相手の感じる個所を愛撫することで、自らも昂っていった。
週末の夜。
一緒に亜沙子のマンションに帰ってきたばかりである。
服を着替えもしないで、熱い抱擁がはじまったのだ。