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身代わりの夜
第20章 エピローグ/週末ふたりきり
「山野辺くんが助けてくれたんだと思ってたけど、本当は啓太、きみが入力してくれたのね」

「すいません。出過ぎた真似して」

「ううん。すごくうれしかった。
 陰で支えてくれる人がいるんだって、心強かった」

 その時の美しい笑顔が、今は淫蕩に崩れて、目の前であえいでいる。

「わたしが好きになったのは、あの時、助けてくれた人……
 だから、最初から啓太が好きだったの……
 好きな男のオチン×ンだから……ああん、こんなに……
 こんなに気持ちがいいの……んはぁあっ」

 甘い嬌声を洩らして、豊満な双尻をしゃくりあげた。
 後ろ手の裸身が舞い狂う。
 膣肉が蠕動し、これ以上なく硬化した勃起棒に絡みついてくる。

「ああっ、啓太っ、啓太っ、好きよ、大好き……んんっ」

「亜沙子、ぼくも……愛してる」

 互いに唇を求め合う。

 舌を吸い、口腔をまさぐり、唾液を呑み合いながら、ふたりの腰はぴったりと息を合わせて、動きを速めていった。
 快感が急カーブを描いて上昇する。

 豊満な尻たぼに手をかけてぐいと引き寄せ、ソファから腰が浮くほどに突き上げた。
 亜沙子も蜜壺を緊縮させ、子宮をぐりぐりと押しつけてきた。

 粘膜と粘膜がこすれ合い、蕩けるような恍惚を生む。
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