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女社長 飯谷菜緒子
第11章 禁断
「本当に相変わらずだな。もうお前が汚れたりすることはない。最愛の人と幸せになれ」と、透真も相変わらずの笑顔を浮かべる。
「さあ、行こう菜緒子」
「うん」
汚れを知らない少女のようにはしゃぎながら菜緒子は翔也に続いて歩き出した。
「龍二、透真、このとおりだ。本当にありがとう」
「いいってことよ。幸せになんな。そのうち菜緒子を奪いに行くから」
龍二と透真は満面の笑顔で菜緒子と翔也を送ってくれた。
菜緒子は自室で亡くなっているのを発見された。
多少吐血はしているが、とても穏やかな顔で幸せそうな笑顔を浮かべて亡くなっていた。
「菜緒子のバカ、ずっと一緒にいるって言ったのに勝手に自分だけ逝っちゃうなんて・・」
葬儀の席で志乃は思わず泣き崩れたが、菜緒子の穏やかで幸せそうな顔を見て何かを悟ったように笑顔を取り戻した。
「やっと会えたのね、引き裂かれた最愛の人に。幸せになるのよ。わたしを置いて逝ったんだから幸せにならないと許さないからね」と心の中で菜緒子を祝福した。
雪雄もまた菜緒子の穏やかで幸せそうな顔を見て翔也と結ばれたのだと悟った。
「よかったな、父さん。お義母様を、菜緒子さんを幸せにしてやってよね」と心の中であちらの世界のふたりを祝福した。
「さあ、行こう菜緒子」
「うん」
汚れを知らない少女のようにはしゃぎながら菜緒子は翔也に続いて歩き出した。
「龍二、透真、このとおりだ。本当にありがとう」
「いいってことよ。幸せになんな。そのうち菜緒子を奪いに行くから」
龍二と透真は満面の笑顔で菜緒子と翔也を送ってくれた。
菜緒子は自室で亡くなっているのを発見された。
多少吐血はしているが、とても穏やかな顔で幸せそうな笑顔を浮かべて亡くなっていた。
「菜緒子のバカ、ずっと一緒にいるって言ったのに勝手に自分だけ逝っちゃうなんて・・」
葬儀の席で志乃は思わず泣き崩れたが、菜緒子の穏やかで幸せそうな顔を見て何かを悟ったように笑顔を取り戻した。
「やっと会えたのね、引き裂かれた最愛の人に。幸せになるのよ。わたしを置いて逝ったんだから幸せにならないと許さないからね」と心の中で菜緒子を祝福した。
雪雄もまた菜緒子の穏やかで幸せそうな顔を見て翔也と結ばれたのだと悟った。
「よかったな、父さん。お義母様を、菜緒子さんを幸せにしてやってよね」と心の中であちらの世界のふたりを祝福した。