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牝獣の哭く夜
第8章 あばかれる秘密
しかし、何かに取り憑かれたような男たちの馬鹿力は、女ひとりの必死の拒否を許さなかった。

 宙に浮いてしまった両脚には思うような力を込められず、染みひとつない内腿を見せて虚しく開いてゆく。

「こりゃあ、絶景だ」

 片桐が讃嘆の声をあげる。

 美貴は左右から、子どもにオシッコをさせるような格好に抱え上げられてしまった。

 膝にからまった布は伸び切り、股が開いた状態で尻が前に突き出す。

 最奥の秘処が無残に露出する。

 足首を拘束具で繋がれているため、優美な長い脚は、品のない菱形を形作った。

「見ないでっ……お願いっ、見ないでええっ!」

 みじめな哀願など決してしまいと思ったのに、思わずそう叫んでいた。

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