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牝獣の哭く夜
第13章 すえたる菊
 沼田は剥き出しになった尻割れを、蕩けるような思いで見つめた。

 タイトなスカートをムニッと押し上げていた時から、沼田の劣情をムラムラと刺激した美尻。
 それが今や、隠すものとてない状態となって、目の前に開陳されている。

「すばらしい眺めだぜ。
 ほら、諏訪部長も眼を剥いて見ている」

「いやああっ」

 張りのあるまろやかな臀部は、きゅっとくびれたウェストから流麗な曲線で広がって、美しい双の丘を形作る。
 太腿丈の黒ストッキングとの対比で、尻の白さが際立つ。
 左右の丘の間には、肉の渓谷が奥深い谷間を刻み、ほの暗い羞恥の窄まりをわずかに覗かせていた。

 上半身はきりっとしたカットソーを着ているため、お尻丸出しの恥態が、よけい卑猥な感じだ。

「三十過ぎとは思えない張りと艶だな。ぷりぷりして、垂れる気配などまるでない」
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