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第18章 果てしなき絶頂

「やめて……もう、やめて……」

　意識は朦朧とし、身体は全力疾走した後のように疲労している。
　にもかかわらず、女体は男の責めをすべて快感に変換して、またもアクメの頂きに昇り始める。
　限りのないイキ地獄だった。

「死んじゃう……これ以上したら、死んじゃいます」

「この程度で死にゃしない。
　おまえがすぐ気をやる淫乱女なのがいけないんだろうが」

「だって……ああ、もうやめて……く、くふぅ……」

　首を捻られ、唇を奪われた。
　拒否する気力は残っていなかった。

　硬く尖った乳首をいじくられ、腰をグラインドされながら、舌で口腔を蹂躙される。
　女心を蕩かす男の体臭と、巧みな舌の動きに、甘く切ない官能が沸き起こる。
　美貴の舌は、すがるように男の舌に絡みついていった。

（だ、駄目よ……嬲り者にされてるのに）

　懸命に己を保とうとするが、舌から、胸から、股間から襲いかかる甘い刺激にふらふらになる。
　もうどうにでもなれと、近づいてくる官能の波に身を委ねようとした美貴の耳に、諏訪の無慈悲な命令が届く。

「まだイクなよ。いったら、お仕置きだぞ」