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牝獣の哭く夜
第19章 白百合の臓腑
 沼田の目の前で、美しき建築デザイナーは激しいアクメに達した。
 オルガスムスに白い裸身が何度も跳ねかえった。

 シャープな顎が天井を向き、汗に濡れた首筋に血管が浮く。
 豊かな乳肉がぷるんと揺れる。
 二度、三度、尻と脚が痙攣じみた動きを見せると、仰向けになって、がっくりと諏訪の上に倒れ込んだ。
 その拍子に、男根がぶるんと抜けた。

 諏訪が美貴の裸体の下から這い出す。

 脚を閉じる気力もないのか、美貴は煮崩れた秘部をさらして、ベッドに仰臥したままだ。
 だらしなく開いた股の間には、肉ひだがはみ出した淫裂が丸見えである。
 クリトリスの充血も、まだおさまっていない。

 どうやら恍惚のあまり、失神したみたいだ。
 注ぎ込まれた大量の男の精が、口を開けたままの膣穴からドロリと流れ出て、シーツを汚した。
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