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牝獣の哭く夜
第19章 白百合の臓腑
剃毛だけでも屈辱なのに、それを嫌い抜いた部下にされるとは、想像もしていなかったに違いない。
髭剃り用シェイビングフォームやレイザー、タオルなど、バスルームから剃毛の道具を持ってきて床に並べながら、沼田の胸は張り裂けんばかりだ。
肉体も恋心も踏みにじられたというのに、美貴はいまだに諏訪を心から嫌ってはいない。
諏訪になら身体を――アナルすら許す気でいる。
この男になら、どんなにプライドを貶められても、悦びを感じるのだろうか。
いい男に味わわされる恥辱だったら、甘く陶酔するのだろうか。
(こんな奴に、美貴さんは……)
髭剃り用シェイビングフォームやレイザー、タオルなど、バスルームから剃毛の道具を持ってきて床に並べながら、沼田の胸は張り裂けんばかりだ。
肉体も恋心も踏みにじられたというのに、美貴はいまだに諏訪を心から嫌ってはいない。
諏訪になら身体を――アナルすら許す気でいる。
この男になら、どんなにプライドを貶められても、悦びを感じるのだろうか。
いい男に味わわされる恥辱だったら、甘く陶酔するのだろうか。
(こんな奴に、美貴さんは……)