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第4章 脱がされて

「スリムなスーツから覗くこの綺麗な脚に触ってみたいって、ずっと思ってたんだ」

　部下の手が膝頭から腿へと移動し、タイトスカートが脚の付け根にまくれていく。
　ダークベージュのナイロン生地に包まれた太腿をすっかり見せることになって、美貴はうろたえた。

「それじゃあ、パンティを見せてもらうぜ」

「いやあっ」

　一気にスカートを腰の上にめくり上げられた。
　パンストを透かして、小さなショーツが露わとなる。

「うひゃあ、いい眺めですなあ」

　うれしそうな男の声が耳に痛い。

　穿いていたのはビキニスタイルのショーツだった。
　ヴァイオレットブルーのシルク生地は、サイドがレースになった高級品だ。肌にぴっちりと密着したストッキングと相まって、意図せぬ色香を漂わせてしまう。

　コンサバファッションのまま、部下にインナーをさらしているのが、いっそう羞恥心を煽った。