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牝獣の哭く夜
第5章 失禁女上司
一度はじめた放尿は、とめようとしてもとめられない。
漏れ出た液体は、たちまち底に山吹色の水たまりをつくる。
ストッキングの足元が、ずくずくに濡れていった。
「ションベン垂れ流しか。汚ねえなあ。それでもデザイン設計二課の課長さまかよ」
沼田の言葉が胸をえぐる。
(ああっ、死んじゃいたい)
男が――部下が見ている前で、いい歳をした女がおもらしをしているのだ。
ショーツもパンストも穿いたままだというのが、よけい屈辱的だった。
内腿を伝う生温かい感触と共に、プライドも気力も抜けていく。
それでも、下腹部の解放感は何ものにも代えがたかった。
「はあぁ……はぁあああ……」
思わず、切なげな吐息が漏れてしまう。
我慢に我慢をかさねたすえの排泄は、魂が抜けるほど気持ちいい。
ほとんど性感に近い愉悦だった。
美貴は焦点を失った眼を宙にさまよわし、小水を流し続けた。
漏れ出た液体は、たちまち底に山吹色の水たまりをつくる。
ストッキングの足元が、ずくずくに濡れていった。
「ションベン垂れ流しか。汚ねえなあ。それでもデザイン設計二課の課長さまかよ」
沼田の言葉が胸をえぐる。
(ああっ、死んじゃいたい)
男が――部下が見ている前で、いい歳をした女がおもらしをしているのだ。
ショーツもパンストも穿いたままだというのが、よけい屈辱的だった。
内腿を伝う生温かい感触と共に、プライドも気力も抜けていく。
それでも、下腹部の解放感は何ものにも代えがたかった。
「はあぁ……はぁあああ……」
思わず、切なげな吐息が漏れてしまう。
我慢に我慢をかさねたすえの排泄は、魂が抜けるほど気持ちいい。
ほとんど性感に近い愉悦だった。
美貴は焦点を失った眼を宙にさまよわし、小水を流し続けた。