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処女(はじめての)寝取らせ/貸し出された若妻
第3章 あの日②敗北


 「え、嘘でしょ?」

 思わずミキは声を出し、息を飲んだ。

 検索結果を表示した画面、そこには実在する夫婦やカップルのブログやSNSアカウントがずらりと映し出されていた。
それらは皆一様に、タイトルやプロフィール欄の中に「寝取らせ」というキーワードが含まれており、中には“妻の貸出”などと表現する者もいた。

 タツヤみたいな人……本当に居るんだ―――
それもこんなにたくさん。
 どれから見ようかしら……って、待って――私、別に見たいわけじゃない。でも……
一瞬の迷い――その刹那、ミキは太ももの奥に熱を感じた。
もしかして……私、興奮してる?

 
 罪と欲求が葛藤する。その時、ミキは一つのブログのタイトルに目を惹かれた。

 【妻·Y子26才を寝取らせてみた】

 私と同じ歳だ……ミキの頬がほんのりと赤らんでいく。
ちょっとだけ見てみよう――少しだけ……少しだけならいいじゃない―――

 最低、理解できないとさっきまで否定していた世界なのに、ミキは今、自らその世界を覗こうとしていた。
罪悪感の中、確かに感じる胸の高鳴り。もう抑えられない―――




  
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