この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
処女(はじめての)寝取らせ/貸し出された若妻
第1章 背徳の週末


 バスルームから聞こえるシャワーの水音がミキの羞恥と罪悪感を煽る。
この音が消えた時、あの男が部屋に来る。
ついさっき、待ち合わせの場所で会ったばかりの男。
本当の名前も年齢も知らぬ男と私は……。

 ダメよ、いけないわこんなこと――――頭ではわかっている。
今すぐ部屋から逃げ出したいのに、目の前をうろつくタツヤを見るとそれができない。

 タツヤが望んでいるから、タツヤが喜んでくれるから私―――いくら言い訳を並べても消えない後悔。決心したはずなのに。
 
 「なあ、ミキ……」

 視線を泳がせたままタツヤが重い口を開いた。

 「俺、ほんとに出ていかなきゃ駄目か?このまま部屋に居たら駄目なの?」
「うん。約束……したじゃない。部屋の外に居るって」
「そうだけど……俺―――どうしても見たいんだよ、ミキが男に抱かれている姿。なあ、頼むよ」

 いいだろ、お願い―――見ていられないほどの情けない顔と声がミキを苛立たせる。

「駄目!嫌よ、絶対」


 行為をタツヤに見られるなんてありえない。あー、もぉ、ほんとに理解できない。こんなこと―――
自然と語気が荒くなる。帰りたい、今すぐ。

 「わ、わかったよ。ああ、それからこれ……先に渡しとくよ」

 タツヤはベッドに近寄り、バツが悪そうに手に持った小箱をミキに渡した。
いつの間に用意していたのだろうか、未開封の避妊具の箱。
ミキの苛立ちを一瞬で消すほどの羞恥。

 「う、うん……」

 ミキが顔を赤らめ何かを言おうとした刹那、シャワーの音が消えた。
部屋に緊張が走り、ミキの胸が激しく高鳴り始める。
 

 ああ……これから私――――

 



/20ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ