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処女(はじめての)寝取らせ/貸し出された若妻
第1章 背徳の週末

バスルームから聞こえるシャワーの水音がミキの羞恥と罪悪感を煽る。
この音が消えた時、あの男が部屋に来る。
ついさっき、待ち合わせの場所で会ったばかりの男。
本当の名前も年齢も知らぬ男と私は……。
ダメよ、いけないわこんなこと――――頭ではわかっている。
今すぐ部屋から逃げ出したいのに、目の前をうろつくタツヤを見るとそれができない。
タツヤが望んでいるから、タツヤが喜んでくれるから私―――いくら言い訳を並べても消えない後悔。決心したはずなのに。
「なあ、ミキ……」
視線を泳がせたままタツヤが重い口を開いた。
「俺、ほんとに出ていかなきゃ駄目か?このまま部屋に居たら駄目なの?」
「うん。約束……したじゃない。部屋の外に居るって」
「そうだけど……俺―――どうしても見たいんだよ、ミキが男に抱かれている姿。なあ、頼むよ」
いいだろ、お願い―――見ていられないほどの情けない顔と声がミキを苛立たせる。
「駄目!嫌よ、絶対」
行為をタツヤに見られるなんてありえない。あー、もぉ、ほんとに理解できない。こんなこと―――
自然と語気が荒くなる。帰りたい、今すぐ。
「わ、わかったよ。ああ、それからこれ……先に渡しとくよ」
タツヤはベッドに近寄り、バツが悪そうに手に持った小箱をミキに渡した。
いつの間に用意していたのだろうか、未開封の避妊具の箱。
ミキの苛立ちを一瞬で消すほどの羞恥。
「う、うん……」
ミキが顔を赤らめ何かを言おうとした刹那、シャワーの音が消えた。
部屋に緊張が走り、ミキの胸が激しく高鳴り始める。
ああ……これから私――――

