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処女(はじめての)寝取らせ/貸し出された若妻
第2章 あの日①/拒絶

「何かあるなら正直に言ってよ。ちゃんと話聞くから」
言ってみて、ね?――――母のような優しい目、年上女性のように甘く誘う声。偽りの微笑み。
平凡だけど今の生活に特に不満はない。このまま当たり前に日々が過ぎればいい。
この幸せな日常が壊れるなんて許さない。
嫌よ―――絶対。
「仕事が辛かったら辞めればいいじゃない。今どき転職なんて当たり前だし――」
「いや……仕事は順調だし、転職なんて考えてないんだ。つーかさ……」
「うん、なに?」
「言ったら――ミキ、怒るから」
曖昧な返事が焦れったい。なんなの、いったい―――
「あのさ……」ゴクリとタツヤの喉が鳴る。
怒らないで、絶対に―――タツヤが震えた声を繰り返す。悪戯がバレた子供のような羞恥の目。
言いなさい、早く――。

