この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
処女(はじめての)寝取らせ/貸し出された若妻
第2章 あの日①/拒絶

「俺の前で男に抱かれて欲しいんだ」
タツヤの少し掠れた声。怯えた顔で俯き、チラチラとミキの顔色をうかがっていた。
一瞬時が止まり沈黙する二人。
え?と真顔でミキが聞き返す。本当にタツヤの言葉の意味がわからなかった。
「だから……俺の前で男に抱かれて――つまりセックスしてくれって事」
溜めていた思いを吐き出したからか、タツヤの口が饒舌になる。
「見てみたいんだよ。ミキが男に抱かれてるとこ。俺の前で喘いで何度もイクところをさ」
ミキが首をかしげる。母のような目も年上女性のような甘さも消えていた。
なに?私が?誰と?―――抱かれる?
路上に寝転ぶ泥酔者を見るような怪訝な目がタツヤを睨む。
「なにを……言ってるの?わからないわ」
湧き上がる不安。嫌悪。失望。

