この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
官能書道/筆づかい
第1章 蔵鋒
「卑怯な人……」

 恨みのこもった視線を鹿島に送ってくる。
 ゾクッとするような眼差しだった。

 それから、口元を歪めて、あっさりと言った。

「いいわ。あなたの条件で」

 くっきりと黒い眉が凛凛しかった。

 涼子の眉の形は一直線にきりりと吊り上がり、左払いの筆先のように、勢いをもって細く優美に収筆する。
 その流れには、ためらいも戸惑いもなかった。

(この眉が悩ましい皺を刻んで、恥辱に歪むさまを見てみたい……)

 鹿島は妄執に怒張を疼かせながら、その夜に思いをはせた。
/84ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ