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逆転満塁ホームラン!
第7章 出会いの人員不足

「確かにウィングスにはよくしてもらってるし、向こうの第一マネージャーの人もグチグチ言いながら仕事教えてくれてるけど…」

「それでも流石に東京行きは考えるよ。」


「……まあ、とりあえず。そんなにお前が欲しいならWWCと直接話ししろってなったんだけど、そんなの無理じゃん。だからお前に電話したんだよ。」

「……。」


「時代も状況も違うし無理矢理、島流しにされることはないだろうけど。どうするつもり?」

「きっと甲子園側は明日にでも話しすりゃいいだろ、とばかり思ってるじゃん?」

「お前がウィングス好きだと勘違いしてたら、首を横に振るはずがない、とも思ってるだろうし。」


「そんなん……」

今回は、いつもの様に人手不足で……なんて言葉絶対に言えないはずだ。

だって大元が違うんだもん。


「まあ、百歩譲って……お前がウィングスのメンバーと何も無くて、尚かつ今の仕事が好きなら東京行きも有りだろうけどな。」

「え、そうなの?私が東京に行くことを知ったから怒ってたんじゃなくて?」


「いや、全然そこには怒ってない。」

「俺はただお前がウィングスのメンバーと訳分かんねえ関係になって東京行きを決めたと思ったから、バッカじゃねえの。と思っただけ。どうせ遊ばれてるのに何で気付かねえんだよって」


「──いやっ、ははっ。それはないやろう」

乾いた笑いしか出なかった。

遊ばれてるって、遊ばれてもいないけれど何故かそんな決めつけを言われると悲しくもなるのが女の性だ。


「でも、そうじゃないなら」

「……オレも親父も東京に里奈が来るのは大賛成。何かあって仕事辞めたいってなった時に手打ちやすいし。」


「今回の話も、俺は里奈が大阪から離れたくないって言い続けてたから仕方なくそっちで話を進めただけで、東京でも良いって言ってたら間違いなく俺と同業さんになってもらってたしな。」


「……。」

総司の話しは、筋が通ってる様に見えて通ってない時があるんだよね。根からのボンボン気質だから当たり前かもしれないけれど、やっぱり自分本位な部分が垣間見える。

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