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逆転満塁ホームラン!
第11章 麻布女子になれないワタシ

──、グラグラとまるで二日酔いのような頭痛を訴える私の頭。そして握られているであろう手も握り返せない。

「……おい!!」

「やべえよ、救急車……!早くっ!」

うっすらと瞳を開けると、私の顔を必死に覗き込んでいるシルエットが見えた。髪の長さ的に男性である事は間違いないだろう。


そして、その後に聞こえたのは──ガッシャーン、とド派手に何かが割れる音。

それに続く様に水が溢れる音や……これは何だろう、テーブルをひっくり返してる音かな。


「お前ら……ただで済むと思ってんのか、ああ?!」

ドスッという、まるで映画で聞く様な重くてしんどい音が『人を殴る音』だと気付いた時。

ボヤけていた視界が鮮明になり、理性が戻ってくるのがハッキリと自分でも分かった。


「天草さんッ、柳さんッ……止めてください!これ以上したらコイツ達……コイツ達死んじゃいますよ!!」

「ああ?黙っとれ、藤堂!我、こんな場面に遭遇した俺達二人が冷静になれると、本気でそう思っとんか?」

重い頭を抱えながら、上半身を起こした私の目に映ったのは……一言で言えば、血祭りってやつだ。


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