この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
逆転満塁ホームラン!
第12章 半端ない週刊誌

「せやろ?じゃあええやん。」

ああ、負けた。

初めてかもしれない。こいつと本気で言い合いをして負けてしまったのは。


「公私混同…というか、吉瀬ちゃんへの過保護っぷりがただの馬鹿にしか見えねえべ?」

「だまっとけ柳、お前も誰かに過保護になってみろ。」


「オレは吉瀬ちゃんに対して過保護じゃんね?お前と違って馬鹿みたいな行動に移さないだけで。ね?」

「そうやね。」


不貞腐れてる私は完全に嫌々モード赤ちゃんで言うなら2歳児レベルの嫌々期。

ぶーっと明らかに機嫌の悪い顔をしてると、苦笑いをした内海さんがヨシヨシと頭を撫でてくれる。

そしてロッカーにいつも常備してあるミルキーのチョコレートを私におすそ分けしてくれた。

「まあ、今回は天草が隣でよかったかもしれないな。」

「でしょ?内海さん。」


「……うん、だって吉瀬ちゃん。本題に入るけど誰が情報リークしたか分かってないんでしょ?」

「──ッ!」


甘いチョコレートが少しだけ苦くなる。一気に現実に引き戻された気分だ。

そうだよね…きっと入室したばかりの選手達の雰囲気や重苦しい表情は【彼達も誰がこの話しをメディアにしたのか・写真を掲載したのか】その目処が一切経っていないからだろう。

「先輩、ぶっちゃけウィングスのフロントは何て言ってはるんですか?今回のこと」


「……。」

「どうせなら他のスタッフ達も集合してからでいいか、と思ったけど今言うことにする。お前だけじゃなく選手達もカナリ心配だったのか朝からスマホが鳴りすぎて煩かったからな。」


心当たりのある選手達が何人か、あからさまに目を反らしていた。本当に……良くしてもらってるよな、私って。


「結論から言うと、とりあえずは良かった。だ」


「良かった…?」


/337ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ