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逆転満塁ホームラン!
第13章 バタバタの一週間
状況を掴めない……というか、さっき言った言葉を思い出して……穴が有るなら入りたい。そんな気分だ。
「どうしたん?あんたの部屋、一個上やろ?」
「会いにきた。」
「明日会うやん。」
「今日会いたかってん。」
「……、分かったけど!!他の子達は?ナイン組で飲みに行ってたんやろ?」
「みんな女持ち帰ってる。まあ柳と逢沢はこのホテルに別室取ってたから一緒に途中までは歩いて来たけど。」
──コイツは持ち帰らなかったんだ。
そんな私の真意をズバリ見抜いたのか意地の悪い笑みを浮かべた天草には一切目を合わせずに少し乱れ気味のガウンを直した。
「お前が受け止めてくれるんやろ?」
「ッ、はあ?!何の事か分からんし……っていうか、結局ヤリ目かよ!」
「違うわ、ってかそんなデカイ声で言うなや。隣、内海さんやろ?聞こえたらどないすんねん。」
「……イキナリ、あんたが連絡も無しに部屋来るからやん。ってか、そういうつもりで言ったんじゃないしっ…」
「じゃあどういうつもりの言葉やったん?」
グイッと腕を引っ張られて、強引に彼の膝の上に座らされる。
まるで……対面座位のようなこのシチュエーション。
私の内ももには彼のアツいのが当たってて……確かに勃っている訳ではないんだけど、ガウンだから生肌のまま彼を感じることが出来て顔が真っ赤になりそうだ。